陰部のかぶれは病院の何科を受診すればいい?【処方される薬の種類】

「ムズムズと痒い」「ヒリヒリしている」など、気になるかぶれは出来れば早く治したいですよね。そんな辛い症状で困った時は、病院の受診がオススメなのです!

しかし「何科に行けばいいの?」とか「いくらぐらいかかるの?」など、不安に感じている人もいると思います。

このページでは「陰部のかぶれ」を病院で治療する時の、治療内容や料金、処方される薬などを紹介します。医療機関にかかる前に知っておきましょう。

1.そもそも陰部のかぶれの原因は何なの?

デリケートゾーンのかぶれには、いくつか理由があります。下着や生理用ナプキンなどの擦れや、汗やムレなどの外部刺激が原因のことが多いです。アレルギーやアトピーのように体質的な原因で起きる時もあります。

一方でかぶれと勘違いされやすい、感染症などの病気のこともあります。感染症の場合は細菌に感染して起こります。

検査法や治療法も異なるため、まずは原因を知ることが大切です。

⇒陰部のかぶれの症状や種類の詳しい内容は「陰部のかぶれ【9つの原因7つの対処法】症状別のおすすめの薬」のページにまとめましたのでお読み下さい。

2.陰部のかぶれは何科に行けばいいの?

「かぶれ」と聞くと皮膚科のイメージもありますが、婦人科や産婦人科で問題ありません。私は婦人科で診てもらいましたが、産婦人科しかない病院の場合は、産婦人科でもOKです。

デリケートゾーンの肌が痒い場合は、皮膚科で診てもらえることもあります。しかし性病の時は、専門的に診てもらえる婦人科や産婦人科がオススメです。

下着を脱いで医師にみてもらうため、病院へ行くのは恥ずかしいと感じますよね。でも早期発見早期治療が大切なので、異常を感じたら早めの受診をするようにしましょう。勇気はいりますが、医師は日々患者さんの陰部を診ているので、気にしなくても大丈夫です。

3.デリケートゾーンのかぶれはどんな時に病院行くべきなの?

軽い症状であれば、自然治癒することもあります。かぶれは生理ナプキンや下着などに接触して起きるので、原因となるものを取り除けば改善されやすいです。

しかし、「ただのかぶれかな?」と思っていても、感染症などの可能性もあるので病院を受診した方が良い時もあります。

どういう時に病院へ行った方が良いのか見て行きましょう。

3-1.我慢できない痒みがある時や早く治したい時

痒みや痛みなどの症状が酷くなった時や、早く治したい時は病院の受診がオススメです。症状が強い時は、カンジダ膣炎なども考えられるからです。
市販薬や自然治癒よりも、医師から処方してもらう薬の方がよりすみやかに治りやすくなります。

3-2.性感染症などの病気が気になる時

痒みなどがあり「性病かな?」と感じたら、婦人科の受診をしてください。ただのかぶれではなく性病である確率は低めですが、性病検査は定期的に行った方が良いからです。検査をしてたまたま性病のクラミジアを発見されることも多いです。

3-3.おりもの様子がいつもと違う時

おりものの様子をチェックすることは大切です。色やにおいがいつもと違う時は、感染症にかかっている可能性が高いです。感染症でも自然に治る時はありますが、抗生物質や原因菌にあった処方薬なら、数日で改善を実感しやすくなります。

3-4.パートナーと病院を受診した方が良い場合

性病は性行為が原因となることがほとんどです。そのため、自分や相手が感染していると、お互い同じ性病にかかっている可能性も考えられるのです。

そのため、性行為後に陰部が痒くなった時は、パートナーと一緒に病院に行くようにしてください。この場合も男女で婦人科を受診するようにしましょう。また泌尿器科で一緒に診てもらうこともできます。

病院によりこまかい診療科目は異なり、なかには性病科のある医院もあります。そういう場合は性病科にいくのも良いでしょう。

4.病院で陰部のかぶれを治療する時の診察内容や料金

診察時はかぶれの原因をしっかりと調べてもらえ、希望すれば性感染症検査も受けられます。診断結果により原因に合わせて治療を行います。

4-1.まずは原因を知ろう!陰部のかぶれの検査内容

基本的にはおりものを検査します。内診でおりものをとってもらって確認するのですが、抵抗を感じる人は自分で採取して提出することも可能です。

そして、おりものを顕微鏡で観察して、かぶれの原因を調べます。もしカンジダ膣炎などに感染していれば、この時点で発見されることが多いです。

さらに詳しく培養検査というものも行います。微生物が過ごしやすい場所におりものをうつして、細菌の種類を詳しく検査する方法です。培養検査は結果が出るのに約1週間かかることが多いです。菌の種類や量をチェックできるので、症状にあった薬を特定しやすくなります。

性感染症の検査もおりものを採取して行い、1週間ほどで結果が出ます。検査は痛みもなく、1分以内に終わることがほとんどです。

受診の時は詳しく症状を伝えることが重要

受診時にはかぶれの状態を詳しく医師に伝えましょう。「腟の入り口がチクチクする」「ビキニラインがムズ痒い」など、場所や症状を具体的に伝えることが大切です。

・症状が起こるタイミング
・痒みや痛みが起きるきっかけ
・おりものの状態
・性感染症の疑いの有無
・その他に気になることなど

陰部のかぶれは原因が様々あり、治療法も違います。問診時に医師に詳しい情報を伝えることで原因や病気を特定しやすくなり、早期治療にも繋がります。

4-2.どんな薬で治すの?病院で陰部のかぶれに処方される軟膏

病院では通常のかぶれも性病も、ほとんどが薬で治療をすることになります。一般的なかぶれはステロイドの塗り薬などを使います。

ちなみに「病院に行ったら感染症だった」という場合は、内診で腟内に抗生剤を入れてもらえます。自分で抗生剤を入れることも可能です。

かぶれの時はどのような薬で治していくのかチェックしましょう。

処方薬1.リンデロン

リンデロンは、炎症を抑える効果が望める「ステロイド」と、細菌にアプローチする「抗生物質」が配合されています。ステロイドと抗生物質が入っているので、即効性が期待できます。

ステロイドの強さは、1群〜5群の中で3群にあたります。つまり3番目に強い薬なので、医師による処方が必要となるのです。

リンデロンには、軟膏・クリーム・ローションのタイプがあります。使う部分によってタイプを使い分けられています。塗る面積が少ない陰部のかぶれには軟膏を処方されることが多いです。

※リンデロンの副作用
高い効果や即効性が望める反面、正しく使わないと副作用の恐れもあるので注意してください。

・かぶれの悪化
・赤みやヒリヒリ感
・感染症
・頭痛や吐き気

このように副作用があります。しかし100%副作用が起こるわけではないので、医師や薬剤師に説明された通り、用法用量を守って使うことが大切です。

処方薬2.ゲンタシン

ゲンタシンは、ニキビの治療にもよく使われる薬です。かぶれ・おでき・ヘルペス・火傷など、あらゆる肌トラブルに効果が望めます。皮膚の炎症に使われ、デリケートゾーンにも処方されます。

抗生物質配合なので、しっかりかぶれの改善効果が期待できます。無色透明で無臭のクリームです。

清潔にした部分に軟膏を塗って使うのですが、ややべたつきがあるので多く塗り過ぎないようにしてください。こちらも用法用量を守って使いましょう。

※ゲンタシンの副作用
ゲンタシンも抗生物質配合だから高い効果が期待できるため、副作用が気になると思います。軟膏タイプなので、内服薬よりは副作用の心配は低めです。

しかし、薬との相性や体調次第で副作用が出ることもあります。かゆみや赤みなどの報告もあるため、異常があれば使用を中断して、医師に相談してください。

4-3.いくらぐらいするの?デリケートゾーンのかぶれ治療にかかる料金

続いて、治療費について見て行きます。診察当日に診断されれば、その後何度も通院する必要はありません。検査結果も電話で伝えてもらうことも可能です。保険もきくので費用がかさむ心配はほとんどないです。

診察内容と料金の表

診療内容(内訳) 料金
基本の検査と治療
・顕微鏡(培養)検査
・腟の洗浄
・薬の挿入
・薬の処方 約3,000円
性感染症の検査
・顕微鏡(培養)検査
・クラミジア(淋病)検査
・腟の洗浄
・薬の挿入
・薬の処方 約4,000円
性感染症の検査だけ
・クラミジア(淋病)検査 約2,500円
※保険で3割負担の場合の目安です。

基本的の検査や治療だけだと約3,000円です。性感染症が気になる人は追加検査も可能で、両方行ったとしても約7,000円で調べられます。また性感染症のみ受けることもできます。

6.早く治したい陰部のかぶれ!病院で薬を処方してもらうことが大切

なるべく早くかぶれを治したい時は、婦人科などを受診するようにしましょう。悪化すると治るのに時間がかかってしまうからです。

かぶれには原因も多く、自己判断で正しく治療するのは困難です。もしかしたら感染症の可能性も考えられるため、早めの治療が大切です。

問診時に症状を医師に伝えられるようメモしておいて、よりスムーズに治療をすすめましょう。